二葉保育園は区内でも1,2を争う小規模園のようです。でも、私はそこが二葉のよいところだと思うのです。
まず、なんと言っても子どもたちも、職員の方々もみんながお互いを知っていること!子どもたちは年齢が違っても、「あの子」「年長さん」などという呼び方ではなく、「○○くん」「○○ちゃん」と一人ひとりの名前で呼びあっています。また、職員の方がたの「目の届く範囲」もクラスや年齢の枠にとらわれないようで、送迎のとき、「さっき、こんなことできましたよ」「昨日は転んじゃったけど、ちゃんと我慢できたわ」などと声をかけてもらえることもしばしばです。
それに、園の雰囲気は落ち着いたものです。4月当初こそ赤ちゃんクラスで盛大な泣き声も聞こえますが、そのかわりに元気な声、楽しそうな笑い声が響くようになるまでそう時間はかかりません。他園から異動されてきた先生が、4月2日に絵本の読み聞かせをして、子どもたちが静かに聞き入っていたのには驚いた、とおっしゃっていました。
でも、やはり小規模園ゆえに少ない職員をどう配置するか、子どもたちに集団活動の機会をどう作るのか、についてなどは配慮が必要なようで、昨年からはステージ制が取り入れられました。0,1歳児クラスを第1ステージ、2,3歳児が第2ステージ、4,5歳児が第3ステージです。発達に合わせた年齢別の活動をしながら、ステージごとに異年齢の子どもたちが一緒に活動する時間も多くなりました。
よく、「昔の品川の保育園はよかった」という話を聞きますが、残念ながら自分の子どもには間に合いませんでした。でも、私たちは「今」がそのときです。今、子どもたちがいる環境を大切にしたいと思っています。行事が少なくなったなどと不満、不安の声もありますが、減らされる職員数、負担が増えるばかりの事務的な仕事の中で、職員のあたたかい目はちゃんと子どもたちに向けられていると感じます。そんな時、ほんとにこの保育園でよかったと思うのです。