父母連ニュース3月号2005年03月01日発行

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品川区平成17年度予算案発表

「子育てする」ということに支援を
保育施策を見つめ直す

私たち品川区の保育園では、さまざまなメニューを用意して子育て支援事業を拡大しています。(今年度の新規事業については付録参照)このような保育事業を考えるときに、重要な視点は、誰のための施策なのか、という点です。これは大きく分けると、働く親を助けるため、という視点と、子ども達の健全な成長を保障するため、という視点の2つになります。行政の立場としては働く親を助けるために、これまで多くの事業を推進してきたと言うことができます。
しかしながら、品川区の加算保育士の廃止を皮切りに、多くの事業を進める中で、子ども達一人一人の気持ちに寄り添い、ていねいに見る保育が維持できなくなってきたのではないか、保育の質の面では低下してきたのではないか、という危惧をしばしば表明してきたところです。

負担軽減なのか、もっと後押しか、、、

現在では事態はさらに進んでいます。働く親を助けるための子育て支援政策ですが、よく考えてみると、この中にも二つのタイプがあることがわかります。それは、子育ての負担を保育園が肩代わりしてくれるタイプと、子育てすることそのものを後押しするタイプです。
在宅で子育てしている家庭の問題を考えてみるとわかりやすいでしょう。例えば、母親が周囲から孤立し、一日中家の中で、子どもと向き合っていることからくる不安や苛立ち。このような分類は、当然、保育園を利用している就労世帯にもあてはまります。
私たちは、保育園で先生方と話をしたり、親同士で仲良くなったりする中で、子育てに対する元気や意欲を取り戻してきました。また、自分の子供のクラスの子達を見たり、一緒に行事を楽しんだりすることを学ぶことができました。
保育園は、本来その存在自体が、後押し方の子育て支援機能を持っているはずです。新事業を拡大する中で、保育園の子育て後押し昨日は維持できているでしょうか。このことも危惧されます。

楽しく子育てに取り組んでいますか?

もっと、もっと、たくさんの子供たちと遊びましょう。父母の会をそのために利用しましょう。園長・夜間保育を利用せざるを得ない、多くのみなさんは、少しの時間を大切にしながら子供たちと接していると思います。休日は家庭で過ごすことも大切ですが、保育園のまわりの家庭とも仲良くしましょう。いっしょに遊びましょう。それが案外子供たちにとっても、社会性をはぐくむ第一歩です。
保育園の先生にも、もっと、もっと、声をかけてみましょう。気になることは、遠慮せずにきいてみましょう。保育園は子育てを後押ししてくれるはずです。子供のこと、責任はついて回りますが、もっと、もっと、楽しく子育てに取り組みましょう。

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「お知らせ」問題で前進  今年は配布されず

昨年まで、保育園と「父母の会」の関係について、という「お知らせ」が、「入園内定通知」に同封されていましたが、今年は、この「お知らせ」が廃止になりました。 この「お知らせ」の文面自体は、特に取り立てて問題にするほどの内容ではないのかもしれません。父母連の幹事会でも、「特に気に留めなかった」という意見もありました。 しかし、「これを見て、父母の会というのは何か問題があるところで近づかないほうがいいと感じた」という方がいたことも事実です。 ですから、総体として「お知らせ」が父母の会にとってマイナスイメージに働いていたということは否めません。 父母連では「お知らせ」廃止の陳情を出したりしてきましたが、今年度は、父母連顧問の西本区議を通して、強く働きかけを行っていました。

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保育料値上げ  予算案には盛り込まれず

保育料の9%値上げが、昨年10月から実施されていることは、みなさんご承知でしょう。 平成16年度予算案で値上げが提案されたときは、総計27%の値上げの計画が表明されていました。そのため、今年度についても、9%程度の値上げが提案されるのではないかと懸念されていました。しかしながら、平成17年度予算案には、保育料の値上げは盛り込まれませんでした。 父母連では、仮に値上げになるとしても、一律に上げるのではなく、家計に余裕のある所得(納税額)の高い層から上げるような改善案を議論してきました。保育料については、今後も注意が必要です。

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幼保一体化の総合施設展開と定員拡大

「事業目的」より

 幼稚園における幼児教育と保育園の長時間保育を兼ね備えつつ、さらに在宅を含めた地域の子育て家庭が、だれでも交流できる場を提供するとともに、保育園入園待機児童の解消を図る。
 事業を円滑に遂行し、総合的に展開していくため、幼稚園教諭と保育士の異動・配置など現有職員を活用する。保育園と幼稚園の所管を一本化した組織を配置する。
 廃止した学童保育クラブの育成室を保育園に転用し、定員を91人増やす。

「事業内容」より

  1. 保育園の改良型総合施設
      既存の大崎保育園の3~5歳児に幼児教育を提供する。
      新たに地域の交流の場を設置する。
  2. 幼稚園の改良型総合施設
      既存の台場幼稚園に0~3歳児までの保育園を増築する。
      4~5歳児には預かり保育を実施する。
  3. 保育室への転用
      定員増に伴う保育室・厨房の全面改修および耐震補強工事を実施する。
      大井29人増、荏原30人増、西品川32人増。

「事業予算」

予 算 額  365,413千円

( 内 訳 ) 1. 保育園型総合施設 4,900千円
2. 幼稚園型総合施設 70,000千円
3. 保育室・厨房・耐震 290,513千円


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ファミリー子育て体験事業・オアシスルーム

「事業目的」より

 在宅子育て家庭の支援として、10園の子育て支援拠点保育園を設定し、「生活支援一時保育(オアシスルーム)」と「ファミリー子育て体験事業」を併せて実施する。

「事業内容」より

  子育て拠点保育園

   (品川地域) 東品川
   (大井地域) 東大井   大井倉田   水神
   (大崎地域) 五反田   大崎
   (荏原地域) 中延   東中延   旗の台   中原

  1. 生活支援型一時保育(オアシスルーム)
    在宅で育児をしている方を対象。
    買い物・美容院・カルチャースクール等で心身のリフレッシュを図る。

    費用(1時間単位で利用)
    利用料金 午前8時30分~午後5時30分
    利用人数 最大で1園6人、全園で最大60人
    利用料金 1時間500円(他に食事代300円、おやつ代100円)

  2. ファミリー子育て体験事業
    在宅で子育てしている親子が、保育園で遊んだり食べたりし、子育てのヒントを得たり相談ができる。

    実施日 各園月1回土曜日および平日月3回
    費用
    利用料金 午前9時30分~12時
    利用人数 各園土曜4組、平日2組
    参加費 1人当り300円(給食代含む)

「事業予算」

1. 生活支援型一時保育 76,709千円
2. ファミリー子育て体験事業 1,305千円

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サンデー子育てサポート・EPDS

「事業目的」より

 在宅保護者の子育て支援として、児童センター(5館)機能を活用した事業を実施する。
 保健所・保健センターでは、新生児訪問時に質問形式による状況把握を新たに実施し、虐待予防の視点を含めた育児支援を行う。
 子育てにおける食の重要性に着目し、妊娠期の食事や離乳食との教室・講座を開催する。

「事業内容」より

  1. サンデー子育てサポート事業
    児童センター機能をフルに活用し、乳幼児から青少年、子育て家庭を支援する。。

    実施館 ゆたか   東品川   旗の台   滝王子   平塚
    期間 年末年始を除く日曜・休日の午前9時~午後5時
    内容 館内諸室を開放し、来館者の自由な居場所交流の場を提供。父親参加を含めた在宅子育てを支援する事業(父親講座、リトミック、親子レク、スポーツの集いなど)
    運営 委託事業方式で実施。当面は職員が業務従事者と連携し運営する。
  2. 新生児訪問時指導
    「産後の状況自己評価表(EPDS)」を活用しきめ細かい支援に結びつける。
  3. 食からの子育て支援
    妊娠期・乳児期・幼児期における食事講座と教室の実施
    • パパママクッキング
    • プレママクッキング
    • 母乳相談
    • 離乳食初期教室
    • 離乳食中期教室
    • 幼児食講座

「事業予算」

予 算 額  13,440千円

( 内 訳 ) 1. サンデー子育てサポート 9,876千円
2. 新生児訪問時指導 701千円
3. 食からの子育て支援 2,863千円

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すこやか医療費助成・虐待防止・子育てポータルサイト

「事業目的」より

小学生までの全ての子育て家庭を対象とした医療費助成制度を実施。
17年度児童福祉法改正に伴い、家庭安心センター・各児童センターを核にして相談機能の充実・児童虐待防止対策に積極的に取り組む。
子育て家庭の情報不足に起因する不安解消のため、携帯ポータルサイトを開設し、新たな子育て地域コミュニティーの創出を図る。

「事業予算」

すこやか医療費助成 455,059千円
児童相談所業務移管 9,948千円
携帯ポータルサイト 2,300千円

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