「子育てする」ということに支援を
保育施策を見つめ直す
私たち品川区の保育園では、さまざまなメニューを用意して子育て支援事業を拡大しています。(今年度の新規事業については付録参照)このような保育事業を考えるときに、重要な視点は、誰のための施策なのか、という点です。これは大きく分けると、働く親を助けるため、という視点と、子ども達の健全な成長を保障するため、という視点の2つになります。行政の立場としては働く親を助けるために、これまで多くの事業を推進してきたと言うことができます。
しかしながら、品川区の加算保育士の廃止を皮切りに、多くの事業を進める中で、子ども達一人一人の気持ちに寄り添い、ていねいに見る保育が維持できなくなってきたのではないか、保育の質の面では低下してきたのではないか、という危惧をしばしば表明してきたところです。
負担軽減なのか、もっと後押しか、、、
現在では事態はさらに進んでいます。働く親を助けるための子育て支援政策ですが、よく考えてみると、この中にも二つのタイプがあることがわかります。それは、子育ての負担を保育園が肩代わりしてくれるタイプと、子育てすることそのものを後押しするタイプです。
在宅で子育てしている家庭の問題を考えてみるとわかりやすいでしょう。例えば、母親が周囲から孤立し、一日中家の中で、子どもと向き合っていることからくる不安や苛立ち。このような分類は、当然、保育園を利用している就労世帯にもあてはまります。
私たちは、保育園で先生方と話をしたり、親同士で仲良くなったりする中で、子育てに対する元気や意欲を取り戻してきました。また、自分の子供のクラスの子達を見たり、一緒に行事を楽しんだりすることを学ぶことができました。
保育園は、本来その存在自体が、後押し方の子育て支援機能を持っているはずです。新事業を拡大する中で、保育園の子育て後押し昨日は維持できているでしょうか。このことも危惧されます。
楽しく子育てに取り組んでいますか?
もっと、もっと、たくさんの子供たちと遊びましょう。父母の会をそのために利用しましょう。園長・夜間保育を利用せざるを得ない、多くのみなさんは、少しの時間を大切にしながら子供たちと接していると思います。休日は家庭で過ごすことも大切ですが、保育園のまわりの家庭とも仲良くしましょう。いっしょに遊びましょう。それが案外子供たちにとっても、社会性をはぐくむ第一歩です。
保育園の先生にも、もっと、もっと、声をかけてみましょう。気になることは、遠慮せずにきいてみましょう。保育園は子育てを後押ししてくれるはずです。子供のこと、責任はついて回りますが、もっと、もっと、楽しく子育てに取り組みましょう。