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年度末のこの時期、品川区より来年度の予算案が発表され、新事業等が明らかになります。
一昨年には一律9%の保育料値上げ、昨年は幼保一体などいわゆる目玉がありましたが、今回は小中一貫教育による学校環境整備や、すまいるスクール全校実施(学童保育廃止)による児童センターの整備などが中心で、特に保育園に関する目玉は見当たらない模様。
以下に子育てに関する事項をいくつかピックアップして紹介します。
来年度は、在宅での子育て支援に重点を置いたものが目立ちます。この辺りに、今後の品川区が目指す子育て支援の方向が見えるかと思われます。
なお、ここで紹介したものの他には、先月号でお知らせした幼保一体化施設「のびっこ園台場」開園、区立幼稚園全園で預かり保育を実施、児童センター機能の拡充などが発表されました。(施設一体型小中一貫校については裏面に記事)。
短時間の保育需要に応えるとともに、子育て家庭が安心と喜びをもって子育てができるよう、子育てを支える地域ネットワークの構築に向け、商店街の空き店舗を活用し、子育て支援小規模保育ルームの開設を支援する。
予 算 額 10,900千円
(内訳)
運営助成費 1,500千円
施設整備・賃借料等 9,400千円
すべての子育て家庭を対象に、現行の「子どもすこやか医療費助成制度」とあわせて、安心して生み育てることができる子育て環境整備をより一層推進する。
所得要件により児童手当(国制度)が需給できない者に対し、「品川区児童手当」(第1子・第2子は月額5000円、第3子以降は月額10,000円)を支給し、品川区独自の少子化対策として、すべての子育て家庭を対象に実施する。
品川区児童手当 : 147,000千円
すこやか児童手当総額 : 1,615,300千円
空白となっていた土曜日夜間の小児科応急診療を実施することにより、年間を通じて子どもに対する医療が確保され、安心して子育てを行う環境が整うことになる。
土曜日夜間(午後5時から10時)の時間帯について、小児科の応急診療を、地区医師会に事業委託し、医師会付属診療所で実施する。
予 算 額 : 1,734千円
(内訳)
開設準備等委託経費 : 800千円
小児土曜夜間応急診療委託経費 : 934千円(平成19年1月より実施した場合の13日分)
保育園では、生活支援型一時保育やファミリー子育て体験事業を実施している。昨年開始した大崎保育園での地域交流事業が好評であるため、子育ての専門家である保育園が、家庭で子育てしている人の支援ニーズを受け止め、在宅子育て家庭への支援事業を拡大していく。
予 算 額:5,018千円
(内訳)地域交流事業:4,518千円
児童センター保育園子育て総合支援モデル事業:500千円
12月の幹事会では教育委員会からゲストをお招きして「すまいるスクール(以下すまいる)について」を中心に懇談会が開催されました。その後、父母連メーリングリストではすまいるを中心に就学後の放課後対策などについての意見が飛び交いました。
そこで就学対策第二弾として2月の幹事会でも同じ議題で意見交換を行いました。
今回は小学校に通うお子さんをお持ちの先輩お母さんをゲスト迎え、保育園保護者からの素朴な疑問にお答えいただいたり、アドバイスをいただいたり、すまいるの話題のみならず小学生の親のあるべき姿を考えさせられたり・・・。
すまいるでは昨今の小学生を巻き込んだ事件以来下校の仕方も各小学校で変わっており、ほとんどの時間帯で集団下校が実施されているそうです。またPTA自らが自治体への協力要請をしているのも驚きでしたが、「地域の人にお願いする前に、まず親が精一杯の努力をすること、その上でどうしても人の助けを借りなければならないならば、何を他人に頼みたいのかを明確にしなければならない」という、冷静に考えてみると顔が赤くなってしまうような言葉が大変印象に残りました。
既にすまいるを経験されている保護者からは、学校の近くに住んでいるお友達の家庭に協力してもらって少しの時間預かってもらう、図書館を利用して親と待ち合わせをする、就労していない家庭の協力はとても助かる、休みの日も一緒に遊びに連れて行ってくれた・・・など、ほとんどの経験者の方が「お友達や近所との協力関係」をお持ちで、しかも良いお付き合いになっていることがわかりました。
小学校での親同士の友達関係、就労していない家庭(実は就労家庭予備軍も沢山あるようです!)との協力関係も、その家庭に合った工夫で出来そうな気がしました。
当日ゲストとしてお越しくださいました金久保さんありがとうございました。乳児組さん、非加盟園、各加盟園から参加下さいました皆様、沢山のご意見をいただきましてありがとうございました。
平成18年度予算案の発表がありましたが、その中で小学校選択にも関係する関心事のひとつである「施設一体型小中一貫校6校構想」が明らかになりました。
小中一貫校(以下一貫校)の展開については、まず18年4月、大崎地区で一貫校の日野学園が開校します。これは第二日野小と日野中を施設・組織ともに一体化したもので、全国初となります。
次に19年4月には大井地区で原小と伊藤中が一貫校として開校する予定です。
その後は品川区6地区に1校ずつ計6校の設置が計画されています。
先行の大崎・大井地区に続いて、18年度には荏原西地区の平塚小と平塚中について一貫校としての基本計画に着手し、22年度の開校を目指すとしています。
それ以降の展開は、品川地区で品川小と城南中を、荏原東地区で大間窪小と荏原第三中を、八潮地区で八潮小と八潮中を施設一体型一貫校として計画し、全区で6校とする構想です。
このほか、八潮地区では中学校統合も視野に入れた学校のあり方について、地域・保護者と協議・検討を進めていくということです。
父母連ニュース二月号にて「のびっこ園台場」の記事を掲載いたしました。品川区のホームページではのびっこ園台場は『幼保一体化施設』、二葉すこやか園は『幼保一元化施設』との表記があり(リニューアルHPでは直っています)、この幼保一体と幼保一元には何らかの違いがあるのかという質問がありました。
そこでこの違いを保育課にお聞きしてみまたところ次のような回答をいただきました。
用語の使い分けについて品川区としては、施策や方針などの事業名には『幼保一元化』を、施設名には『幼保一体施設』として使っているということ。しかしこれまでの経過で、先に開設された二葉すこやか園を幼保一元化施設と呼んでいた時期もあるということでした。
なお、この事業の担当部署は児童保健事業部幼保一元担当となります。
平成13年度から5年計画で実施されてきた公立保育園PTAの設立は、保育園37園中、昨年度までに26園で開設。西品川保育園は残った11園のひとつで、今年度秋に発足されました。
各園PTA設立が進み、父母の会が縮小化傾向にある中、「西品川保育園父母の会」はPTA発足の時期が遅かったことも手伝って、現在会員数は62世帯(在園児の9割近く)。全体交流会・各クラス交流会の開催、ふれあい動物園に「お面作りコーナー」で参加、広報誌の発行、アンケートの実施など、会の活動は活発で保護者の交流も盛んです。
PTA開設について園から提案された昨年10月、父母の会役員会の中でもPTA活動への期待の声が多く上がりました。開設に向けて園側が説明会を数回実施、募集、発足となりましたが、加入者は半数くらいの世帯に止まり正直驚きました。保護者からは、PTAの目的が明確ではない、活動内容・場所に制約が多すぎる、加入の意味が見出せないなど、多くの意見を伺いました。
私たち親は仕事と子育てを両立し忙しい毎日を送りながらも、こどもを中心にした仲間を作って交流し不安や悩みをお互いに相談したいと、保護者同士の繋がりを切に求めています。今、区が実施しているPTAの活動内容では、保護者間の仲間作りや保護者と先生との繋がりを深めるための役割は果たし切れないのではないか・・・と思わざるを得ません。小林保育課長が父母連懇談会でお話されていたように「こどもを中心において保育園と保護者をどう結び付けていくのか考えていきたい」「地域の力で子育てを良くしていきたい」という言葉に期待します。
これからのPTAがこどもたち・保護者・先生方にとって魅力的な存在となるよう、私たち保護者ももう一歩踏み込んで積極的にかかわっていける方法を模索していきたいと思います。